最初はただの思いつきだったんです。
「なんか最近、毎日が味気ないな〜」と思って、
思い切って暮らしに“めんどくさいこと”を足してみた。
手で豆を挽くコーヒー、火の前に立つ料理、バーナーでの遊び…。
どれも、効率とは真逆。だけど——意外にもめちゃくちゃ楽しかった。
やってみてわかったのは、
「手をかける」って、ちょっとした贅沢であり、最高の気分転換ってこと。
この記事では、そんな「ちょっと面倒なこと、でも楽しいこと」を紹介します。
1. コーヒーは、“淹れる時間”から楽しむ
いつもはコンビニかインスタント。
だけどある日、思い切って豆を挽くところからやってみました。
ゴリゴリという音。立ちのぼる香り。
お湯を注ぐと、粉がふわっと膨らんで、部屋いっぱいにコーヒーの香りが広がる。
お湯を注ぎながら、「今日はどんな日にしようかな」なんて思ったりして。
味わって飲むその一杯は、ただのカフェイン補給ではなくなる。
忙しい朝に、あえてひと手間。
それが思った以上に、いいリズムを生み出してくれる。
2. 料理を、レシピを検索して一品作ってみる
いつもは「何食べようかな…」のまま、飲食店やコンビニに頼りがち。
でも今日はちょっとだけ時間をとって、自分でレシピを検索して一品つくってみる。
「簡単 鶏むね肉」「副菜 作り置き」なんてワードを入れて、
いくつかレシピを見比べて、これなら作れそう!と思えるものを選ぶ。
そこから材料をそろえて、調味料を量って、火にかけて——
やってみると意外と簡単。
しかも、「自分で探して、自分で選んで、実際に作った」という流れがあると、
たった一品でも満足感がぜんぜん違う。
ちょっとした達成感と、案外美味しくできた食事を味わえる。
自分で整えた食卓にちゃんと心が動く。
3. バーナーで、ちょっと炙ってみる
バーナーなんて、最初は「本当に使う?」と半信半疑だった。
でもいざ使ってみたら、これがめちゃくちゃ面白い。
チーズを炙る。プリンの表面をキャラメリゼする。
サーモンの表面にサッと火を通す——。
“お店っぽいひと手間”が、家でもできるこの感じ。ちょっとクセになる。
しかも、ただ食べるよりも「自分で仕上げた感」があって、満足度がぐんと上がる。
遊び心と美味しさ、両方が手に入るアイテムでした。
おわりに:めんどくさいけど、なんか気持ちいい
暮らしに手間をかけるって、ちょっと面倒。
でもその“めんどくささ”の中に、思いがけない楽しさや充実感が潜んでいる。
自分の手で豆を挽いてみたり、食材を切ってみたり。
火を使って料理したり、美味しく食べれないかと頭をひねって炙ってみたり。
それって全部、自分の感覚を取り戻す行為に繋がっていると思う。
効率優先の毎日に、ほんの少しの“ひと手間”を。
それだけで、暮らしがちゃんと「自分のもの」になっていく気がします。
あなたならどんな“めんどくさいけど楽しいこと”を足してみますか?
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